すい臓がんによる死亡者数は上昇傾向にあり、年間の死亡者数は年間3万人を超えるとされています。また、消化器系のがんのなかでも非常に予後の悪いがんと言われており、痛みなどの自覚症状が少なく、早期発見が非常に難しいことからがんの中でも対処が難しい「最悪のがん」として知られています。
参考)厚生労働省 人口動態統計によるがん死亡データ(2014)
すい臓がんは早期発見が難しい上に、進行が早く重症化してしまうケースが多いとされています。すい臓がんの5年生存率をステージ別にみると、ステージ4では10%を切り、非常に低くなっております。しかし、初期段階での発見・対処が出来れば、生存率は50%以上と大幅にあがり、早期発見・早期治療が非常に重要であることがわかります。
出典:国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター がんの統計より引用
すい臓がんのリスクを調べる血液検査です。すい臓がん患者の血中で特異的に減少する、長鎖脂肪酸"PC-594"という物質を測定し、すい臓がんのリスクを判別しています。採血のみの簡単な検査で、早期治療へのきっかけとして利用頂くことが可能です。
高リスクの方では低リスクの方の60倍以上、すい臓がんの罹患リスクが高いとされています。
(※PanaSeeはカナダ及び他の国々で登録されたLifeLabs LPの商標です。)
検査はPC-594の濃度解析を行い、紙のレポートで報告致します。PC-594は加齢と共に減少していきますが、健康な状態からすい臓がんに移行する段階において大幅に減少すると考えられています。
PC-594濃度が低い場合を、高リスクと判定しています。