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COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは?咳・痰・息切れが続く方へ|尼崎・塚口の呼吸器内科

この記事の執筆者 森川 髙司(もりかわ たかし)|医療法人煌仁会 森川内科クリニック 理事長・院長

内科医。約30年にわたり地域の内科診療に従事。呼吸器疾患(COPD・喘息など)の診療、禁煙外来、在宅酸素療法・在宅医療に取り組む、尼崎・塚口のかかりつけ医。

「階段や坂道で息切れする」「咳や痰が長く続く」——もしかするとCOPD(慢性閉塞性肺疾患)かもしれません。尼崎・塚口の森川内科クリニックが、COPDの症状・検査・治療をやさしく解説します。喘息や睡眠時無呼吸など、呼吸器のお悩み全般に対応し、禁煙外来や在宅酸素療法までサポートします。

まず結論:COPDは早く気づいて禁煙すれば、進行を抑えられる病気です

要点は3つです。

  1. 1 COPDは、主にタバコの煙で肺が傷つき、息切れや咳・痰が続く病気です。ゆっくり進行します。
  2. 2 初期は「年のせい」と見過ごされがち。でも、早く気づいて禁煙すれば、進行を緩やかにできます。
  3. 3 当院は呼吸機能検査での診断から、禁煙外来・吸入治療・ワクチン・在宅酸素療法まで一貫して対応します。

呼吸器内科では、どんな病気を診るの?

結論:肺・気管支・胸膜などの病気を幅広く診ます。
風邪・咽頭炎・扁桃腺炎・気管支炎・肺炎などの急性の呼吸器感染症から、気管支喘息・アレルギー性喘息・COPD・慢性気管支炎・気管支拡張症などの慢性の呼吸器疾患、さらにじん肺・石綿肺などの職業性肺疾患による慢性呼吸不全のご相談まで対応します。

呼吸器内科の診療イメージ

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは?

結論:タバコの煙などの有害物質を長年吸い込むことで肺に炎症が起こり、空気の通り道が狭くなって息がしにくくなる病気です。
以前は「慢性気管支炎」「肺気腫」と呼ばれていた病気の総称で、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病のひとつです。

喫煙と生活習慣病の関係はこちら

COPDの原因は?

結論:最大の原因は喫煙です。
喫煙者の約15〜20%がCOPDを発症するとされ、長く吸い続けるほど肺の機能の低下が加速します。本人の喫煙だけでなく、受動喫煙や大気汚染、職業上の粉じんなども関わることがあります。だからこそ、禁煙が治療と予防の出発点になります。

禁煙外来で治療を始める

禁煙のイメージ

こんな症状はありませんか?

結論:長引く咳・痰と、体を動かしたときの息切れが代表的なサインです。
次のような症状に心当たりがないか、振り返ってみてください。

  • 咳や痰が長く続く(特に朝に多い)。
  • 階段や坂道で、以前より息が切れるようになった(労作時の息切れ)。
  • ゼーゼー・ヒューヒューという音がする。
  • 風邪が長引きやすい、なかなか治らない。

初期は「年のせい」「運動不足」と見過ごされがちですが、これらは肺からのサインかもしれません。

どうやって調べるの?

結論:呼吸機能検査(スパイロメトリー)で、息の吐きやすさ(気流の通り)を調べます。
息を強く吐き出す検査で、痛みはありません。必要に応じて胸部エックス線などもあわせ、COPDかどうか、どの程度かを確認します。検査で状態がはっきり分かると、その後の治療方針も立てやすくなります。

健診・ドックで早めに見つける

放っておくと、どうなるの?

結論:COPDは進行性で、放置すると息切れが悪化し、生活の質が下がります。
風邪などをきっかけに症状が急に悪くなる「増悪(ぞうあく)」を繰り返すこともあります。一方で、早く気づいて禁煙し、適切な治療を続ければ、進行を緩やかにし、増悪を防ぐことが期待できます。

COPDはどう治療するの?

結論:禁煙を土台に、吸入薬・呼吸リハビリ・ワクチン・在宅酸素療法などを組み合わせます。
主な柱は次のとおりです。

  • 禁煙:最も重要。肺機能の低下を遅らせる基本です(当院の禁煙外来でサポートします)。
  • 吸入薬:気管支を広げる薬などで、息切れをやわらげます。
  • ワクチン:インフルエンザ・肺炎球菌ワクチンで、増悪のきっかけとなる感染症を予防します。
  • 呼吸リハビリ・運動:体力維持と息切れの軽減に役立ちます。
  • 在宅酸素療法(HOT):進行した場合に、自宅で酸素を補う治療を導入することがあります。

在宅酸素・在宅医療について

喘息(ぜんそく)や睡眠時無呼吸も診てもらえる?

結論:はい、対応しています。
気管支喘息・アレルギー性喘息の診療のほか、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査・治療も行っています。COPDと喘息が合併することもあり、症状が似ていることもあるため、まとめてご相談いただけます。

SASの検査・治療について

当院でできること

当院は地域のかかりつけ内科として、COPDの診断・治療から生活面のサポートまで一貫して対応します。禁煙外来で禁煙を支え、必要な方には在宅酸素療法や在宅診療まで連携できます。COPDは喫煙という共通の背景から、高血圧などの生活習慣病やSASとも関わるため、全身を診る内科だからこそ総合的にサポートできます。

今日からできること

  1. 咳・痰・息切れが続いていないか、最近の体の変化を振り返る。
  2. 喫煙している方は、まず「禁煙を相談する」と決める(禁煙外来があります)。
  3. 階段や坂道での息切れが増えたと感じたら、自己判断せず一度ご相談する。
  4. インフルエンザ・肺炎球菌などのワクチン接種状況を確認する。

まとめ

COPDは、タバコの煙などで肺がゆっくり傷つく進行性の病気ですが、早く気づいて禁煙し、適切な治療を続ければ進行を抑えられます。「年のせい」と思っていた息切れが、実は治療できるサインかもしれません。気になる方は、お気軽にご相談ください。

咳・痰・息切れが気になったら、お気軽にご相談ください

森川内科クリニック(医療法人煌仁会)

  • お電話:06-6439-7337/再診・初診のWeb予約も承っています。
  • 所在地:兵庫県尼崎市上坂部1丁目4の1 ミリオンタウン塚口2階(万代2階・駐車場無料)。JR塚口駅から徒歩3分。
  • 日曜も診療(受付10:00〜13:00)。木・金は夜20:00まで受付。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. COPDとはどんな病気ですか?
A. タバコの煙などを長年吸い込むことで肺に炎症が起こり、空気の通り道が狭くなって息がしにくくなる病気です。以前「慢性気管支炎」「肺気腫」と呼ばれた病気の総称で、中高年に多い生活習慣病のひとつです。
Q2. どんな症状が出ますか?
A. 長引く咳や痰、体を動かしたときの息切れ(労作時呼吸困難)が代表的です。ゼーゼー・ヒューヒューという音や、風邪が長引きやすいこともあります。初期は見過ごされがちです。
Q3. COPDは何科で相談すればいいですか?
A. 呼吸器内科・内科でご相談いただけます。当院では呼吸機能検査での診断から、禁煙外来・吸入治療・ワクチン・在宅酸素療法まで一貫して対応します。
Q4. 検査は痛いですか?
A. 痛みはありません。呼吸機能検査(スパイロメトリー)は、息を強く吐き出して空気の通りを調べる検査です。必要に応じて胸部エックス線などもあわせて行います。
Q5. 禁煙すればもう大丈夫ですか?
A. 禁煙はCOPD治療の最も重要な土台で、肺機能の低下を遅らせます。ただし失われた機能が完全に戻るわけではないため、禁煙とあわせて吸入治療やワクチンなどで進行・増悪を防ぐことが大切です。
Q6. 放っておくとどうなりますか?
A. COPDは進行性で、放置すると息切れが悪化し、生活の質が下がります。風邪などで急に悪化する「増悪」を繰り返すこともあります。早期の禁煙と治療で進行を抑えられます。