現在、日本人は、一生のうちに、2人に1人は何らかのがんにかかるといわれています。がんは、すべての人にとって身近な病気です。
がんは、禁煙や食生活の見直し、運動不足の解消などによって、「なりにくくする(予防する)」ことができる病気です。しかし、それらを心がけていても、がんに「ならないようにする」ことはできません。
国立がん研究センター がん情報サービスより引用
「この症状があれば必ず肺がん」という症状はありません。症状がないうちに進行していることもあります。
咳や痰、痰に血が混じる、発熱、息苦しさ、動悸、胸痛などがあげられますが、いずれも肺がん以外の呼吸器の病気にもみられる症状です。
複数の症状がみられたり、長引いたりして気になった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
国立がん研究センター がん情報サービスより引用
大腸がんは、発生部位によって異なりますが通常、便に血が混じったり、 下痢、便秘、腹痛などの症状を伴います。しかし、それらの症状は初期段階からすぐに現れるものではありません。また、その症状自体も決してめずらしいものではないため、特におなかを壊しやすい方などは仮に症状が発生してもがんと気づかずに見過ごしてしまいがちです。
最も頻度が高い血便、下血は痔などの良性の病気でもみられるため、そのままにしておくとがんが進行してから見つかることがあります。
大腸がんの早期発見のために早めに消化器科、胃腸科、肛門科などを受診することが大切です。
胃がんは、早い段階では自覚症状がほとんどなく、かなり進行しても症状がない場合があります。代表的な症状は、胃(みぞおち)の痛み・不快感・違和感、胸やけ、吐き気、食欲不振などです。また、胃がんから出血することによって起こる貧血や黒い便が発見のきっかけになる場合もあります。
しかし、これらは胃がんだけにみられる症状ではなく、胃炎や胃潰瘍の場合でも起こります。胃炎や胃潰瘍などの治療で内視鏡検査を行ったときに偶然に胃がんが見つかることもあります。
また、食事がつかえる、体重が減る、といった症状がある場合は、進行胃がんの可能性もあります。これらのような症状があれば、検診を待たずに医療機関を受診しましょう。
国立がん研究センター がん情報サービスより引用
子宮頸がんは、正常な状態からすぐがんになるのではなく、異形成といわれる、がんになる前の状態を何年か経てからがんになります。異形成の時期では症状がなく、おりものや出血、痛みもありません。
子宮頸がんが進行すると、月経中でないときや性交時に出血したり、濃い茶色や膿(うみ)のようなおりものが増えたり、水っぽいおりものや粘液が多く出てきたりすることがあります。さらに進むと下腹部や腰が痛んだり、尿や便に血が混じったりすることもあります。
少しでも気になる症状があるときは、ためらわずに早めに婦人科を受診しましょう。
国立がん研究センター がん情報サービスより引用
すい臓は肝臓と並んで病気の症状が出にくい「沈黙の臓器」と呼ばれており、がんを発生してもほとんど自覚症状がないと言われています。また、自覚症状が出たときにはかなり進行していることもあり、手遅れになってしまう場合もございます。
年々歳々お健やかであるために年に1度の人間ドックの受診を強く推奨いたします。
副作用があるとなかなか思うように食事がすすまないこともあると思います。当院では管理栄養士による栄養相談もおこなっておりますので、ぜひご相談ください。