医療法人煌仁会 森川クリニックでは、胃・食道内視鏡検査(胃カメラ)をより正確に行い、がんなどの病気を早期発見するために、富士フイルム社が開発した最新のAI(人工知能)支援システム「CAD EYE ™(キャドアイ)」を導入しました。
日本では胃がんや食道がんが多く発生しており、これらのがんは早期に発見して治療することで、治りやすくなります。
このシステムは、多くの検査データをもとにAIが学習し、病気の可能性がある場所を自動的に見つける技術です。当院に導入したシステムは最新内視鏡システム「ELUXEO 7000」、胃・食道検査専用AI支援ソフトです。これらにより、医師の目だけでは見つけにくい小さな異常も発見しやすくなります。
AIシステムが検査中に異常を発見、医師が内視鏡で見ている画面上に、AIが「ここに病変があるかもしれません」と教えてくれ、音でも知らせてくれます。医師は通常の検査をするだけで、自然にAIのサポートが受けられ、スムーズに検査が行われます。
早期発見率が向上します。AIが医師の目をサポートすることで、早期の胃がんや食道がんの発見確率が高まります。小さながんやわかりにくい形態のがんも見つけやすく早期発見できれば、治療の負担が少なく、治りやすくなります。検査の質が高まり、経験の差に負けず、どの医師でも高い精度で検査できます。見落としが少なく、安心して検査が受けられます。そのため、患者さんの負担軽減できます。効率的な検査により、検査時間が短縮される可能性があります。早期発見により、かなり将来大きな手術などを避けられる可能性が高まります。
2025年5月27日から、このAI支援システムを使った胃カメラ検査を開始します。
対象となる検査 | 胃・食道の内視鏡検査(胃カメラ) |
---|
当院では、患者さんの健康を守るために最新技術を積極的に導入しています。 この「AI胃カメラ」の導入により、胃がんや食道がんの早期発見率を高め、より安心・安全な医療を提供していきます。胃カメラ検査に不安をお持ちの方も、ぜひ一度ご相談ください。
医療法人煌仁会森川内科クリニック
電話:06-6439-7337
※ 検査の予約や詳しい説明をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
あなたの胃痛の原因はこの2つから
胃痛は、ストレスや食生活の乱れからくる胃酸の過剰な分泌や、細菌などによって胃の粘膜が傷つけられた場合などに起こります。 身近な症状ですが、胃炎や胃潰瘍につながったり、ほかの病気がかくれている可能性もあるため、放置せずに受診しましょう。
胃の働きをコントロールしている自律神経は、ストレスを受けることで乱れてしまい、胃酸の過剰分泌につながります。また、暴飲暴食や脂っこい食べ物を大量に食べることも胃酸の過剰分泌につながります。そして胃酸が胃粘膜を刺激することで痛みが生じます。
刺激の強い香辛料やアルコールも胃粘膜を刺激するため、注意が必要です。
ヘリコバクター・ピロリ菌に感染すると、胃粘膜が傷つき胃痛を起こします。
除菌しない限りピロリ菌は胃の中にすみ続け、慢性的な炎症を引き起こし、胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんの発生リスクも高めてしまいます。
医療法人煌仁会 森川内科クリニックでは、内視鏡による診察をお勧めしています。一般的には投薬で様子を見て、症状が治まらない場合に内視鏡を使います。しかし消化器の状況は外からでは何も分からないため、何らかの症状があるのであれば最初からカメラで診察するのが望ましいのです。
内視鏡と言うと「痛い」「怖い」というイメージを持たれるかもしれません。当クリニックでは、経鼻内視鏡という機器を使っています。以前使われていた口からの内視鏡は診察される方にも負荷がかかるため、最近は鼻から(経鼻)の内視鏡が主流になってきました。
さらに医療法人煌仁会 森川内科クリニックでは、痛くないように前処置もきっちり行いますので、「こんなに楽なのであればもっと早くに診察してもらえば良かった」と言う方もいます。
また当クリニックの内視鏡は、NBI(Narrow Band Imaging: 狭帯域光法)によりがんの早期発見を可能にしています。
早期のがんは初期症状もなく発見されにくいことがありますが、このシステムを使うことで内視鏡での診断時に「食道がん」や「胃がん」などを発見することができるようになりました。光の当て具合を変えることにより、がんの部分は毛細血管が増え粘膜表面が込み入った模様に変わって見ることができます。
消化器の検査時にこうした診察も行うことが可能です。