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在宅医療(在宅診療)とは?住み慣れた家で受けられる医療|尼崎・塚口の在宅療養支援診療所

この記事の執筆者 森川 髙司(もりかわ たかし)|医療法人煌仁会 森川内科クリニック 理事長・院長

内科医。約30年にわたり地域の内科診療に従事。当院は在宅療養支援診療所として、住み慣れた家での療養を、定期的な訪問診療・往診・在宅酸素療法などで支える。難病指定医・日本医師会認定産業医ほか。温泉療法医。

「通院が難しくなってきた」「家で療養を続けたい」「介護をしているが、医療面が不安」——そんなときに、医師がご自宅へ伺うのが在宅医療です。尼崎・塚口の森川内科クリニックは在宅療養支援診療所として、定期的な訪問診療から往診、在宅酸素療法まで、住み慣れた家での暮らしを支えます。

まず結論:住み慣れた家で、必要な医療を受けられます

要点は3つです。

  1. 在宅医療は、通院が難しい方のご自宅へ医師が伺い、計画的に診療する仕組みです。年齢や病気の種類を問わず受けられます。
  2. 当院は在宅療養支援診療所として、在宅酸素療法・経管栄養・終末期ケアなど幅広く対応し、必要時は近隣の総合病院と連携します。
  3. 『やっぱり家がいい』——大切な人に囲まれた暮らしの中でこそ、自然治癒力は最大限に発揮されます。その時間を医療で支えます。

音声はこちらからお聞きいただけます

在宅医療(在宅診療)とは?

結論:通院が難しい方のご自宅へ医師が伺い、計画的に健康管理を行う医療です。
病気やけがを治す自然治癒力は、安らぎの環境、自分らしい暮らしの中で最大限に発揮されます。住み慣れた居心地のいい場所で、家族や友人、ペット、ご近所の方など大切な人に囲まれて過ごす——それを医療面から支えるのが在宅医療です。全診療科で、ご自宅への往診も行っています。

訪問診療と往診は、何が違うの?

結論:訪問診療は『計画的・定期的』、往診は『急なときの臨時』です。

  • 訪問診療:あらかじめ計画を立て、定期的に医師がご自宅へ伺って健康管理を行います(例:第1・第3木曜に訪問)。
  • 往診:具合が悪くなったときなど、緊急時に臨時で訪問して診療します。

どんな人が在宅医療を受けられるの?

結論:通院が困難な方なら、年齢や病気・障害の種類を問わず受けられます。
実際に、小児麻痺や先天性疾患のお子さんから、うつ病・統合失調症などで外出が難しい方、さまざまな難病の方、がんの方、ご高齢で寝たきりの方まで、幅広く在宅医療を提供しています。「自分は対象になるのか不安」という方も、まずはご相談ください。

どんなことをしてもらえるの?

結論:呼吸・栄養・排泄から終末期ケアまで、幅広い在宅医療に対応します。
主な対応は次のとおりです。

呼吸器

在宅酸素療法(HOT)、在宅人工呼吸器、気管切開カニューレの管理、気管内吸引、非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)の測定。

消化器

経鼻経管栄養、人工肛門(ストーマ)管理、浣腸・摘便、胃ろう・腸ろうの交換、胆道ドレナージチューブの管理、腹水の対応。

その他

点滴・注射、採血検査、在宅中心静脈栄養(HPN)、自己血糖管理(インスリン)、輸血、予防接種(インフルエンザ・肺炎球菌ほか)、膀胱留置カテーテル、尿検査、排泄処置、がん末期・終末期ケア、ホルモン療法、麻薬処方、心臓ペースメーカー管理、褥瘡(床ずれ)・創傷の処置。

在宅医療のイメージ

体に酸素を十分取り込めない方には在宅酸素療法を、補助換気が必要な方には在宅人工呼吸療法を行います。精密な検査や手術が必要な場合は、近隣の総合病院と連携し、適切な病院をご紹介します。

当院が在宅医療で対応できる理由

結論:当院は在宅療養支援診療所であり、在宅医療に必要な体制と各種の公的指定・資格を備えています。

  • 在宅療養支援診療所(24時間の連絡・対応体制を前提とした診療所)。
  • 厚生労働省かかりつけ医/認知症対応力向上研修 修了。
  • 兵庫県認知症相談医療機関/日本医師会認定産業医。
  • 労災保険指定医療機関/難病指定医/がん治療地域連携/公害指定医。

子ども(小児)の在宅医療もできるの?

結論:はい、小児の在宅医療にも対応しています。
在宅人工呼吸療法、在宅経管栄養法、在宅中心静脈栄養法などを実施しており、小学1年生からご自宅へ診療に伺います。通院が困難であれば、病気や障害の種類を問わず受けられます。小児麻痺や先天性疾患、難病のお子さんも、まずはご相談ください。

小児在宅医療のイメージ

ご家族・介護されている方へ(在宅ケアのコツ)

ご家庭での療養を支えるご家族へ、当院からのケアのヒントです。

からだ(入浴・清拭)

入浴

  1. お湯は37〜40度を目安に、つかる時間は10分以内にします。熱い湯や長湯は乾燥・かゆみのもとになるため避けます。
  2. ナイロンタオルは避け、木綿など柔らかい素材を使います。
  3. 石けんはよく泡立て、こすらず泡で包むように洗い、しっかり洗い流します。

清拭(入浴が難しいとき)

  1. お湯を含ませたタオルで全身を拭きます。露出は最小限にします。
  2. 上半身→下半身→陰部の順で拭きます。
  3. 室温は22〜26度にし、体を冷やさないようにします。保湿の清拭剤も役立ちます。

髪(頭)

  1. 頭・髪は汚れやすいため、週1回以上を目安に洗います。
  2. 入浴できないときはドライシャンプーも使えます。髪をやさしくブラッシングします。
  3. 頭皮と髪につけて軽くマッサージします。
  4. タオルで拭き取ります。

お口(口腔清拭)

  1. 起き上がれない・水を含めないときは口腔清拭を行います。
  2. 市販の口腔ケア用スポンジ・ブラシ、または指にガーゼを巻いて緑茶や白湯で湿らせます。
  3. 歯・歯肉・頬の内側・舌の下まで潤して食べかすを拭き取ります。
  4. 誤嚥を防ぐため、上あごから下あごへ、奥から手前に行います。

まとめ

在宅医療は、通院が難しくなっても、住み慣れた家で必要な医療を受けながら、自分らしい暮らしを続けるための仕組みです。当院は在宅療養支援診療所として、お子さんからご高齢の方まで、幅広い状態に対応します。「うちは対象になる?」「何から始めれば?」という段階から、どうぞお気軽にご相談ください。

在宅医療のご相談は、お気軽に

森川内科クリニック(医療法人煌仁会)/ 在宅医療連携室

  • お電話:06-6439-7337(在宅医療連携室 担当:もりかわ)。施設全体での訪問診療のご相談も承ります。
  • 対応:全診療科で往診に対応。患者さんのご自宅への定期訪問、施設入居者との個人契約にも対応します。
  • 所在地:兵庫県尼崎市上坂部1丁目4の1 ミリオンタウン塚口2階。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 訪問診療と往診はどう違いますか?
A. 訪問診療は、計画を立てて定期的に医師がご自宅へ伺う診療です(例:第1・第3木曜)。往診は、具合が悪くなったときなど緊急時に臨時で伺う診療です。
Q2. どんな人が在宅医療を受けられますか?
A. 通院が困難な方であれば、年齢や病気・障害の種類を問わず受けられます。お子さんから難病の方、がんの方、ご高齢で寝たきりの方まで幅広く対応しています。
Q3. 在宅ではどんな医療ができますか?
A. 在宅酸素療法・在宅人工呼吸、経管栄養・胃ろう、ストーマ管理、点滴・採血、終末期ケア、褥瘡の処置など幅広く対応します。精密検査や手術が必要なときは近隣の総合病院と連携します。
Q4. 費用や保険はどうなりますか?
A. 在宅医療は医療保険・介護保険の対象です。自己負担額は、状態や訪問回数、保険の種類により異なります。見通しを含めて、ご相談時にご説明します。
Q5. 施設に入居している家族も診てもらえますか?
A. 対応しています。施設入居者お一人ずつの個人契約のほか、施設全体での訪問診療にも対応します。詳しくは在宅医療連携室にお問い合わせください。
Q6. どうやって申し込めばいいですか?
A. まずはお電話(06-6439-7337/在宅医療連携室)でご相談ください。状態やご希望を伺い、訪問の計画を立てていきます。