ストレスが生じると、体内ではそれを解消しようとする防御反応が働きます。対処法はそれぞれ異なりますが、同じストレッサーでも受け止める人によって「よいストレス」になるか「わるいストレス」になるかが大きく異なります。ストレッサーを制御できた場合は適応という様態をとりますが、うまく制御が出来なかった場合には、不適応を起こして身体にさまざまな影響が現れます。

ストレス反応が改善されずに慢性化していくと、メンタルヘルス面での疾患だけでなく、身体面での患に至ることがあります。また、疾患が発症すると、ストレスが病態の増悪に関わることも多いです。

なかなか疲れがとれない場合も、精神疾患だけでなく内科系疾患が潜んでいる場合があります。

ストレス関連疾患(心身症)
  • 気管支喘息,過喚起症候群
  • 本態性高血圧症,冠動脈疾患(狭心症,心筋梗塞)
  • 胃・十二指腸潰瘍,過敏性腸症候群,潰瘍性大腸炎,心因性嘔吐
  • 単純性肥満症,糖尿病
  • 筋収縮性頭痛,痙性斜頚,書痙
  • 慢性蕁麻疹,アトピー性皮膚炎,円形脱毛症
  • 慢性関節リウマチ,腰痛症
  • 夜尿症,心因性インポテンス
  • 眼精疲労,本態性眼瞼痙攣
  • メニエール病
  • 顎関節症(歯科 口腔外科領域)

頭が重くスッキリしない、目まいを感じる、肩がこる、疲れが取れない、体重が減った、起きるのが辛い、手足が冷たいなどの症状はありませんか?

体の不調が続いている場合、何か気になる体のサインがある場合は医師までご相談ください。